インタビュー

教育者・企業経営者×ライフプランナー

「子供たちの成長を通した社会貢献を」「子供たちの成長を通した社会貢献を」
田中 弘樹さま

田中学習会
株式会社ビーシー・イングス 代表取締役会長

平石 雅史

広島支社 エグゼクティブ・ライフプランナー

広島県を中心として、西日本に77校もの教室を展開する田中学習会。その創業者である田中会長がプルデンシャル生命の保険に加入されて今年で28年。弊社の創業間もないころからのご契約者さまでもある田中会長に、担当の平石ライフプランナーとの思い出や今後の事業の展望についてお話を伺いました。

  • 所属・肩書は2017年7月の取材当時

自分の使命を知り、夢中で働いた。そんな2人の30年前の出会い

平石:私が先生と初めてお会いしたのは、起業されて4年目の1989年ですが、お会いしてその若さにまず驚きました。そして情熱的で謙虚な姿勢を拝見して、これが本物の経営者の資質なのだろうと感服したのを覚えています。実はプルデンシャル生命も今年で創業30年を迎えますが、同じ時代をご一緒に成長させていただいたという思いもあって、あらためてご縁の深さを感じています。

田中:平石さんも、まだプルデンシャル生命に転職して間もない時代でしたね。出会いの時は営業を受けたというより、プルデンシャル生命の理念や、存在意義をとても熱く語っていただいたという記憶があります。私はまだ結婚したばかりでしたが、契約させていただいたことで「これで妻や、妻の両親にもやっと安心してもらえるかな」と思えました。あの頃、平石さんはバイクで市内を走り回っておられましたね。

平石:まだ、プルデンシャル生命ができて2年目、私自身も転職して1年目で無我夢中でした。それでも、我々が日本の生命保険業界を変えるんだという自負と熱意や使命感は、間違いなく持っていたと思います。田中先生は、教育産業の道で起業される時に、どんな思いがあったのでしようか?

田中:私の父は島根県警の警察官でしたが、私が高校3年の頃からガンで入退院を繰り返していました。関西の大学に進学しましたが、父のこともあって学費や生活費は自分で稼がなければと思ってアルバイトを始めたんです。その頃、いちばんお金になったのが、学習教材のセールスのアルバイトでした。私はたまたま3日で4セットも売れたのですが、買ってくれた家の子供を見ると、「この子たちは、絶対に勉強しないなあ」とわかるんです。それが気になってしまって。それで、翌日から彼らのところに行って勉強を教えるようになったのが、この業界で仕事をするようになったきっかけなんです。

勉強は目的ではない。幸せになるための手段。それを伝えたい

平石:それにしても大学卒業後すぐに起業されたり、学習塾を始められてからも、すぐに会社組織にされたりした。その決断力や勇気はすごいと思います。

田中:その後、家庭教師のアルバイトをするうちに、人に喜んでもらえたり、子供たちの人生を良い方向に変えることがだんだん楽しくなってきた。もしかしたら、自分はこのために生まれてきたのではないか。そういう感覚を持つようになっていました。それとたまたま姉二人が広島に嫁いでいたこともあったのですが、私が20歳の時に父が亡くなり大学4年の時に母親が突然広島に家を買って住むことになったんです。びっくりして、「ローンはどうするんよ?」と聞いたら「あんたが払うんよ」と(笑)。それで、その家のリビングで学習塾を開くことにしたわけです。そうしたら、1年目の秋にはもう生徒が100人以上になって、教室を少しずつ増やしていきました。そうなると、会社組織にしたほうがいいなということで、5年後に法人化することになりました。

平石:お母様の存在も大きかったですね。ところで、田中学習会は創業33年目を迎え、広島を中心に約80校を展開されています。創業の頃から大切にされてきたことをお聞かせください。

田中:我々の仕事は、生徒の「先生できたよ!」という声を聞けるかどうかがすべて。一人ひとりの成長を見守るということですね。100点が偉くて、50点がダメというわけではないんです。大切なのは、やればできるということを教えてあげること、その努力を見てあげることという思いは変わらずあります。勉強を教えてはいますが、結局は受験を通していかに人間的に成長させるかが我々の存在意義だと思います。我々の企業理念は、言葉にすれば「将来的に社会に貢献する人材の育成をめざす」ということになりますが、実際に子供たちと付き合っていると、この子たちに幸せになってほしいと心から思えます。そしてその子供たちが将来たくさんの人たちを幸せにしてくれたら、それが我々の社会貢献にもなる。その思いは創業以来変わっていませんし、全社員が常に共有するように心がけています。

平石:理念を伝え続けるということは大切ですね。プルデンシャル生命の創業者 である坂口陽史が、亡くなる前に私に「保険の仕事は辛い仕事だが、自分を磨くには絶好のフィールドだ。君たちライフプランナーはお客さまのことだけをひたすら考えてほしい。我々経営陣は君たちのことだけを考える。そしてこの会社を手段にして、みんなに心豊かな人生を送ってもらうのが俺の目的なんだよ」と言ったことがあります。先ほどの先生のお話と全く同じだと思いました。リーダーシップとはこういうことかと感じますね。

生命保険は「安心」と周囲への「責任」 ライフプランナーは長きにわたるパートナー

田中:この業界はたくさんの人材が集まるけれど、辞める人間もたくさんいるという業界です。仕事もハードですし、年齢を重ねると生徒とのギャップを感じるということも理由ではないでしょうか。でも、私はせっかくウチに来てくれたスタッフなのだからできるだけ長く勤めてもらいたいと思っています。規模を広げてきたのは、それができるように健全成長したいという考えがあったからです。ですから、ウチはスタッフの定着率がものすごく高いんですよ。また、現在のスタッフの4割は田中学習会の卒塾生です。これも嬉しいことですね。また、プルデンシャル生命の保険で社員のご家族にも安心していただけるようにしています。私は、生命保険はやはり「安心」と周囲への「責任」だと思います。自分のためもありますが、やはり大切な家族を守る責任、家族が感じる安心が何より大きいのではないでしょうか。

平石:田中先生、そして田中学習会とは本当に長いおつきあいになりました。まだまだおつきあいは続きますが、先生はこの先にどういう展望をお持ちですか?

田中:これまでは個人商店のようなままで大きくなってきましたが、この先は組織の力で成長していけるようにしたいと、上場も視野に入れて会社を変えつつあるところです。そのために平石さんにもいろいろなご相談をさせていただいています。また個人としてのお付き合いも本当に長くなりました。平石さんはプルデンシャル生命のライフプランナーとして、最高位のエグゼクティブ・ライフプランナー第1号だし、現役のまま執行役員をされた第1号でもある。それは私としても誇らしいし嬉しいことです。ただ、生命保険はその人の長い人生を支えるものですから、担当者にも長く関わってもらえないと困ります。ですから、平石さんへの今後の注文としては、「長生きしてもらいたい」ということに尽きますかね(笑)。仕事抜きにして、心からそう思っています。

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