加藤 聡太 KatoSouta

2016年入社
財務分析チーム
明治大学法学部
※在籍年次やポジション名などは2023年取材時点のものになります。

熱量高く働ける環境で人の人生に大きく関わる仕事がしたい

全寮制の中高一貫校に通っていたため、数百人もの同窓生たちと6年間同じ場所で寝食を共にしてきました。同じ時を共有しているにも関わらず、個々の人生はこんなにも違うということを間近でみてきた経験から、人の人生に関わる仕事に興味を持ちました。就職活動は不動産業や生命保険業といった業界に絞って仕事を探していたところ、出会ったのがプルデンシャル生命でした。

生命保険業を営むものは「愛の伝道師たれ」という創業者の想いを受け継ぎ、お客さまに「愛をお届けする」という表現を使う会社ってなかなかないと思うんです。会社説明会で大の大人が本気で愛について語っている姿に衝撃を受けて、でもそれを本気でやっているのだということを人事の方や先輩社員と接する中でも感じ、大きく心を動かされました。

他社の内定ももらっていた中で、最終的にプルデンシャル生命に入社を決めたのは、内々定者として出会った同期たちがとても魅力的だったのが大きいです。同期同士の会話がとても建設的で面白かったんですよね。約1時間の面接を何本もくぐりぬけてきただけあるよなって。この同期たちと一緒にスタートを切りたいって思えたのが決め手でした。

プルデンシャル生命の未来のストーリーを描く

現在はUS-GAAP(米国会計基準)上の事業費の将来予測、決算分析、親会社の米国本社および経営層への報告がメイン業務です。業務について平たく説明すると、会社が財務健全性を維持するために将来的に求められる利益を出すためには、どの程度の経費に抑えなければいけないかといった達成すべき目標を設定しています。
また、この予測の適切性や実績との乖離を計るため、決算後に実績との差異分析を行います。これらを分析する過程で、近年の感染症拡大や円安の影響も鑑みて、会社の戦略に見合ったストーリーをつくって報告を行います。単なる数字の集約集計ではなく、「なぜそのように考えたのか」「会社の戦略に見合っているか」などの横断的な視野や視座の高さが求められます。一筋縄ではいかないからこそ、やりがいにもつながっています。

プロジェクトリーダーとしての経験がさらに上を目指すきっかけに

そしてもうひとつ、ファイナンスに関連する各種業務をシステム化するプロジェクトをリードする役目も担っています。1つの事例として、原価計算処理のシステム化についてお話します。原価計算の結果は、経営判断や各チームの施策に影響する重要な指標になるため、いつでも誰でも正確かつ迅速に作成できなければいけません。しかし、当時は手作業の属人化された業務で、担当した人によって目指す完成度が違っていました。そこで私は、きちんと手順化された計算処理システムの開発が必須だと考え、上長に進言し、私をリーダーとした開発プロジェクトを任せてもらいました。

システムを実装するまでに壁はありました。
非常に複雑な処理のため、容易には言語化・要件定義できず、そのままシステム化しても整合性はとれません。ビジネス要件の整理と細分化が必要なため、メンバーと何度も議論しながらシステム化した際のフローやアウトプット帳票などを確定させました。細かい計算式などについても具現化・可視化を行い、要件定義を完成させることができました。

また、実務上の運用ルールを決めることも大変でした。誰でも正確に業務が行えるようにするには、業務背景や処理手順などを文書化して継続的に運用していく必要がありますが、どこまで明文化するのかメンバー間で一致していませんでした。そこで、改めてシステム化の目的やメリットをしっかりメンバーに共有して納得してもらったことで、年間の業務スケジュールや作業手順書の作成に取りかかることができました。

苦労の甲斐があり、原価計算業務は誰でも正確に遂行できる業務となり、作業工数も約40%ほど削減することができました。

今後は自身のファイナンスとITのスキル・経験値を向上させるのはもちろんですが、時代に即したファイナンス人材を目指したいと思っています。目まぐるしく変化する社会情勢やトレンドをつかみつつ、会社やお客さまにとっての利益をしっかり決定・舵取りできるようになりたいです。
また、周りを巻き込んで進めたプロジェクトの経験から、影響力のある立場を目指したいと考えるようになりました。引き続きファイナンスとして、社内外に貢献できるように日々スキルを磨いていきたいです。