池田 沙恵子 IkedaSaeko

2014年入社
事務管理チーム(東京)
上智大学文学部
※在籍年次やポジション名などは2023年取材時点のものになります。

相手がどう感じるか、どう思うか。
相手を常に想像する

現在はドライデンカスタマーセンター(DCC)に15チームある保険事務部門の取りまとめを行う、事務管理チームに所属しています。BCP(事業継続計画)対応、事務ミス対応、法改正対応など複数の施策を担当しているチームです。

ひとつのチームでは対応しきれない施策を、複数チームとの調整を行いリードしながら推進していくような立場でもありますので、大きな役割を担えていることにやりがいと面白さを感じています。一方で、チームによって状況も立場も違うため、コミュニケーションの取り方を工夫する必要もありますが、入社当初私自身も保険事務を担当するチームに所属していた経験を活かしながら、相手がどう感じているか、どう思うかを常に想像しながら、管轄のチームに寄り添った対応を心がけています。

コロナ禍以降、現在は在宅勤務が基本ですが、気になったことやわからないことは気軽に聞ける環境が整っているため、社員間のコミュニケーション不足はありません。

また、お子さんがいるメンバーも多いですが、柔軟な勤務形態や会社からのサポートもあって、仕事と子育てを両立されています。管理職も子育てに理解があるので、これからのことを考えても長く働き続けたい会社だと思っています。

やりがいへ繋がる感謝の気持ち

当社には「コアバリューレター」という取り組みがあります。互いに感謝の気持ちを伝えたい時や、当社が大事にしているコアバリューに沿った対応をしてもらったと感じた時に社員間で手紙を送りあう自主的な取り組みです。私が初めて「コアバリューレター」をいただいたのは、一番初めに配属になった契約内容変更第一チームで契約の名義変更を担当していた時でした。

ご契約者さまが亡くなられた際に被保険者さまと名義が異なる場合は、相続などの兼ね合いから手続きが複雑になるケースがあります。当時、ライフプランナーと密に連携を取り、お客さまのお話や状況などを確認しながら丁寧に手続きを進めていました。お客さまからのお話をライフプランナーを通じて伺う中で、このようなやり方があるとアドバイスをして、常に親身な対応を心がけました。

無事ケースが収束した後、担当したライフプランナーから、「ひとつの案件に対し、細やかに対応してくれたのはとてもありがたかった」とメッセージをいただけたことはとても嬉しかったです。直接相手に感謝を伝えるのは少し気恥ずかしいものですが、こういった取り組みを通し、互いの仕事を讃える風潮があり、かつ、それが活用されているのは素晴らしいと感じています。ライフプランナーから直接感謝の言葉をいただけることは、やりがいにも繋がっています。

遺言を通して感じる家族愛

同じく契約の名義変更の業務を担当していた際に、お客さまの遺言を読む機会がありました。遺言を読むという、日常生活であまり触れることのない場面に遭遇するのも生命保険会社ならではの業務だと感じます。

ご契約者さまと被保険者さまが別人の生命保険契約で、ご契約者さまがお亡くなりになった際、どなたに契約を受け継ぐか遺言公正証書で指定されるという非常に稀なケースでした。遺言公正証書にはご家族への資産の分配の指示だけではなく、生命保険に加入した際の想いや、今後どのように生きていってほしいか、といった遺されたご家族への想いが綴られていました。

遺言を読むのはその時が初めてでしたが、お客さまが遺された一言一言に、熱い想いを強く感じました。私たちの扱う「保険契約」は、お客さまの人生に触れる大切な仕事なのだと、より身が引き締まったことを覚えています。事務管理チームに異動してからはお客さまの想いに直接触れる機会はあまりありませんが、その時に感じた、「自分の仕事の先には常にお客さまの家族愛があるのだ」ということを忘れずに日々の業務に丁寧に取り組んでいます。