「プルデンシャル生命の現状」(ディスクロージャー誌)および決算ニュースリリースの誤り及び再発防止策について

2020.08.28

このたび、当社において過年度(2015年度決算から2019年度決算まで)のディスクロージャー誌、および、決算ニュースリリースに誤りがあることが判明いたしました。概要と再発防止策について下記の通りご報告申し上げます。このような事態が発生し、お客さまにご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

7月31日に「プルデンシャル生命の現状(ディスクロージャー誌)等の誤り及び再発防止策のお知らせ」を発表致しました。そのなかで引き続き徹底した調査を行った結果、今回の誤りが判明いたしました。当社では今回の一連の誤りを重大な問題ととらえ、更なる内部管理態勢の強化を推進し、再発防止に向けて真摯に取り組んでまいります。

  1. 1誤りの概要

    過年度(2015年度決算から2019年度決算まで)のディスクロージャー誌等における、「保険金等の支払能力の充実の状況(ソルベンシー・マージン比率)」「保険会社及びその子会社等である保険会社の保険金等の支払能力の充実の状況(連結ソルベンシー・マージン比率)」における、第三分野保険の保険リスク相当額、また、それに伴い経営管理リスク相当額の金額に誤りがございました。また、一部の年度においてソルベンシー・マージン比率及び連結ソルベンシー・マージン比率に0.1ポイントの影響がございました。数値の詳細につきましては添付の正誤表をご確認下さい。
    今回発覚した誤りは、本来、第三分野保険の保険リスク相当額の計算においては再保険に付している部分のリスク相当額を控除して計算する必要があるにもかかわらず、一部の再保険において適切に控除されていなかったものとなります。
    網羅的な確認の結果、対象となる保険商品は、平準定期保険(重度介護保障型)と傷害特約で、平準定期保険(重度介護保障型)は販売開始当初である2015年11月から、傷害特約は2019年1月に新たな再保険に付してから、誤った計算となっていたことが分かりました。

  2. 2再発防止策について

    本件のディスクロージャー誌の記載誤りが発生した原因は、対象となった保険商品の販売開始当初および新たな再保険取引の開始時において、当該誤りの発生した部分の集計方法の確認に不十分な点があったためと認識しております。また、2015年以降現在まで発見できなかった要因は、該当部分の集計方法の再確認が行われず、集計方法に不備があるとの認識に至らなかったことだと考えております。
    現在は、新商品の販売開始の都度、集計方法や対象ファイルに不備がないことを確認するなど、網羅的な確認を徹底する態勢を築いております。しかしながら、先述の発生原因を踏まえ、内部管理態勢の強化を徹底し再発防止に努めてまいります。

  3. 3訂正内容の詳細

    ディスクロージャー誌および決算ニュースリリースにおける訂正箇所や訂正内容については、8月28日付のニュースリリース「「プルデンシャル生命の現状」(ディスクロージャー誌)および決算ニュースリリースの訂正について[PDF:514KB]」をご参照ください。

    当社では今後もお客さまに正確な情報提供を⾏うため、⼀層の業務体制強化に努めてまいります。